自己破産すると遺産相続した財産はどうなる?

自己破産では財産が処分の対象となりますが、これは遺産相続でもらった財産についても同じです。
 
しかし、実際に自己破産すると遺産相続した財産がどうなるのかについては、遺産相続のタイミングによって結果が変わります。
 
ここでは、自己破産の前・自己破産の手続き中・自己破産の後の3つのタイミングに分けて、それぞれ遺産相続した財産がどうなるのかを説明していきます。

埼玉の大宮で自己破産なら法律事務所SAI
 
★自己破産前に遺産相続したとき
裁判所に自己破産を申し立てる前に遺産相続をした場合、そのまま自己破産すると相続した遺産が財産として処分されることになります。
 
この場合は、自己破産ではなく任意整理で解決できないか検討してみましょう。
 
任意整理であれば、財産を残したまま利息の全額カットや返済期間の延長(60回払い程度)で返済の負担を軽減できます。
 
なお、相続した財産が20万円以下だった場合は、自己破産しても処分されることはありません。
 
★自己破産の手続き中に遺産相続したとき
自己破産の申し立てをした後から免責許可決定が出される前までの、自己破産の手続き中に遺産相続した場合は、相続した遺産が財産として処分されることになります。
 
そのため、例えば「親の遺産の中に不動産があり、兄弟と共有する形で相続した」というケースでは、自己破産した人が相続放棄をすることで、兄弟が受け取れるはずの遺産が処分されるのを防ぐことが可能です。
 
★自己破産後に遺産相続したとき
免責許可決定が出て自己破産が終了した後に新しく手に入れた財産の場合、自己破産で処分されることはありません。遺産相続でもらった財産の場合でも、それは同じです。
 
遺産相続が始まる前に自己破産が終わっているほうが、経済的な余裕を持って自己破産後の新生活を始められるということになります。
 
★まとめ
自己破産をする前に遺産相続した財産は、他の財産と同じように自己破産による処分の対象となります。
 
しかし、まだ裁判所に申し立てていない段階なら、自己破産ではなく任意整理にすることで、財産の処分を回避することができます。
 
一方、自己破産の手続き中だと、財産の処分をまぬがれることはできません。
 
なお、免責許可決定が出て自己破産が終わった後なら、新しく得た財産はすべて自分のものとして残すことができます。
 
経済的に余裕を持って新生活をスタートできるので、遺産相続は自己破産の後がベストだといえるでしょう。

「自己破産すると遺産相続した財産はどうなる?」に1件のコメントがあります

コメントは受け付けていません。